お子さんがいるご家庭では、子供のために医療保険・傷害保険 / 学資保険 / 自転車保険 等いろいろと入らなければならないと思うのではないでしょうか?
私としては『個人賠償責任保険』だけあれば、他は不要なのではないかと考えております.
なぜ、そう考えるのか?
興味ある方はご一読いただき、ご自身の保険選びの参考にしていただけると幸いです.
個人賠償責任保険以外の保険が不要と考える理由
日本では国民皆保険という制度があり、全ての人が公的医療保険に加入し、全員が保険料を支払うことでお互いの負担を軽減する仕組みがあります.
この制度のおかげで、私たちは病院にいった時に窓口で払う費用は、治療費総額の3割で済むわけです.(75歳以上の方は1割)
この制度は、子供にも当然適用されます.
更に、子供の場合は多くの地方自治体で、助成金制度を設けており、子供の医療費は無料になることが多いのです.(無料になる期間は中学卒業まで、とか高校卒業までとか、自治体によります)
すなわち、基本的に子供の医療費(病気・怪我)に備える保険は、公的医療保険で十分だと思うのです.
また、学資保険については、過去の記事で解説したとおり、不要だと思います.
子供の学費を将来に向けて準備するという意味では、掛け捨て生命+インデックス投資信託の方がお得と言えそうです.
その他、子供のために入る保険で思いつくものは何でしょうか?
それが、個人賠償責任保険だと私は思うのです.
個人賠償責任保険の特徴
個人賠償責任保険とは、その名の通り賠償責任を負った場合に、保険金が支払われる保険です.
注目すべきはその適用範囲です.
被保険者は、契約者とその配偶者・子供・同居親族(両親とか兄弟)となっております.
子供の場合は、同居していない未婚の子も含まれます. (例えば、離れて暮らす大学生とか)
そう、適用範囲は個人ではなく、家族なのです(^^
では、どういった場合に保険金は支払われるのでしょうか?
以下の様なケースで支払われます
・自転車で運転中、誰かにぶつかって怪我させた (死亡させた)
・ボール遊びしていて、駐車中の車にぶつけて、修理代弁償
・店の売り物で遊んでいて壊した
・スポーツしていて、過失により人を怪我させた (死亡させた)
・学校の窓ガラスを割ってしまった (友達とふざけていて)
どうでしょうか? 子供がやりそうなこと、盛沢山ではないでしょうか?
昨今は、自転車通学の場合、学校が自転車保険を義務化していることもあるようですが、この保険に入っていれば不要な筈です.
(重複して保険に入っても支払われる金額は変わらない(つまり保険料の払い損)な上に、保険を使う際にややこしいのでおススメしません.)
ちなみに私は、大学生の時にスノーボードをしている時にスキーヤーとぶつかり、損害賠償を求められて、この保険を使ってことなきを得ています.
なお、この保険は以下のようなことも保険対象となります.
・マンションの階下への水漏れ
・飼い犬が、よその人に咬みついて怪我させた
いろんなことに適用されるんだなぁって思いませんか?
しかも、この保険、特約だったり付帯だったりで、加入すると、かなり安いのが一般的です.
私は、生命保険の特約で月々80円でこの保険に加入しており、家族の万が一に備えております.
自動車保険等にも付帯されていたり、特約があったりするので、気になる方は一度確認されてみてはどうでしょうか.
個人賠償責任保険に入る際に注意したいこと
個人賠償責任保険において、注意したいことは保険金の限度額と示談交渉サービス付きかどうかです.
保険金の限度額は、個人的には1億円くらいにはしておい方が良いと思っています.
(小学生の自転車事故で1億円近い、損害賠償を請求される事例もあったようです)
また、示談交渉サービスは必須です.
私がスノーボード事故の時には、このサービスがあって本当に助かりました.
自分に過失がある以上、相手に対し誠意をもって対応はすべきだとは思いますが、その過失割合については、当事者同士の気持ちで決まるというより、過去の判例や事例に基づくわけで、、.
その説明をしたところで、話し合いに応じてくれない相手もいるわけです(^^;
こういった場合は、プロ(示談交渉サービス)に任せた方が良いわけです.
まとめ
今回は、子供(家族)を守る『個人賠償責任保険』について、記事にしてみました.
個人的には、お得に家族全員を守れる良い保険だと思います.
ぜひ、皆さんも加入検討されてはいかがでしょうか?
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